白内障手術は以前に比べ、切開創も2.3mmとさらに小さくなり安全性が高まり
早期に回復するようになりました。ただ、手術合併症や他の目の病気にて改
善しない場合もあります。
眼瞼の疾患に関しては、病気とは診断されずに日々悩んでおられる人がかなり多くおられ
ます。手術治療をはじめ、ボトックス治療など治療を進めていく上で、見かけにも十分配慮
することも重要なポイントになっております。
また、点眼ではよくならない涙目の治療も、最近では、極細の直径1mmの
内視鏡を用い通水させますので治療成績もあがってきております。
最新のレーザーは、従来のものに比べ格段に性能がよく、痛みで治療をや
めたくなることはありません。レーザー治療は、外来治療の範疇では高額で
はありますが、視機能を保つには必要不可欠なものです。高額医療制度や
生命保険で給付される場合があります。
赤ちゃんから高齢者(身体障害者、認知症患者など)まで、何か気になると
きは気軽に受診してください。
目のトラブルが増えて来てます。角膜潰瘍や眼精疲労などで困らないよう
に調子が良くても眼科専門医による定期検診を受けてましょう。転ばぬ先の
杖や車検と同じようなものです。
また、コンタクトレンズや眼鏡の処方には時間(30~60分くらい)がかかり
ます。余裕をもって早めに受診していただきますようお願い申し上げます。